【S9 R2006 最終327位】壁エレキ×エース5枚展開構築

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こんにちは、おんです。

 

シーズン9お疲れ様でした。

 

今回は初めてレート2000を達成することができたので、記念に構築記事を書いてみました。

よければ最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

 

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コンセプト

レジエレキで起点を作り、通りの良い積みエースを通し、取りこぼした敵は高い素早さや先制技でスイープして制圧する。

 

構築経緯

この構築はS8から使用しており、レート1936で終わったがまだまだポテンシャルがあると感じていた為、S9も続投した。

 

ラスタル環境において展開構築が比較的噛み合わせが少なく使いやすいと感じていた為、展開構築を使うことを決め、この環境で展開を作れる始動役を探すことから構築作りを始めた。

 

レギュレーションCまではハバタクカミの甘える・マジカルフレイムによる起点作成性能とムーンフォース・痛み分けによる対面性能によって展開役として最もスペックが高いと考えていたが、環境に一定数いるヒードランに仕事ができない為、採用を断念した。その後、壁張りができるポケモンを探し始め、レジエレキの高い素早さと壁展開により環境の多くのポケモンから行動補償を得られる点に気づき採用した。

 

次に壁下で投げるエースを考えた。壁構築の天敵と考えるウーラオスへの回答を基本選出に組み込む必要があると考えていた為、妖テラスカイリューを採用した。連撃ウーラオスの水流連打を含むメインウェポンを元のタイプで半減にでき、一撃の型であっても妖テラスを切ることによって起点にできる点を評価した。(ついでにマスカーニャのトリックフラワーも元のタイプで1/4で受けることができる。)

 

3匹目には最後の1vs1に強く、エースが取りこぼした相手をスイープでき、ステルスロックや毒菱を撒かれても行動補償があるポケモンを探したところミミッキュが該当した為採用。

 

4匹目にはここまでで重いアーマーガアやヘイラッシャに抗える特殊エース枠を検討し、パオジアンやテツノツツミにも弱くない水テラスハバタクカミを採用した。

 

5匹目にはレジエレキが展開を作るのが難しく、初手に呼びやすいディンルーやカバルドンガブリアスなどの対策として、HBに厚く振った連撃ウーラオスを採用。この枠ではこだわり鉢巻を持たせて崩し枠としても試していたが、低速受けサイクルが環境に少なかった点と積みエースになれる要素も欲しかった為、最終的にはパンチグローブ持ちの剣の舞型での採用となった。

 

最後に霊テラス呪いキョジオーン、ドヒドイデモロバレルなどがまだ重かったので、追加効果や状態異常の負け筋も減らせる隠密マントサーフゴーを採用して構築が完成した。

 

単体解説

レジエレキ

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テラスタイプ:ゴースト
性 格:臆病
特 性:トランジスタ
実数値:175(156)-108-101(244)-121(4)-73(20)-254(84)
持ち物:光の粘土
技構成:サンダープリズン / リフレクター / 光の壁 / 大爆発

 

〈調整〉
H…16n-1

A...大爆発採用の為個体値31
B…意地っ張りパオジアンの氷柱落とし×2+氷の礫を全て最高乱数以外耐え(壁下)

陽気連撃ウーラオスの水テラス水流連打を最高乱数以外耐え

C...端数
D…控えめハバタクカミのムーンフォースを12.5%耐え
S…最速スカーフガブリアス抜き

 

壁始動役。気合の襷持ちの連撃ウーラオスやテツノツツミを意識してサンダープリズンを採用。コンセプトの両壁は確定。最後の1枠は起点回避の為の大爆発。高い素早さ、耐久調整、壁展開により、多くの相手に2回以上の行動補償を得ることができる。終盤はレジエレキへの警戒が強く感じられた為、選出機会が徐々に減ったが初手に地面タイプやドラパルトを呼び、連撃ウーラオスミミッキュを合わせるなど選出誘導としての役割も持っていた最強の起点作成要員。

 

カイリュー

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テラスタイプ:フェアリー
性 格:意地っ張り
特 性:マルチスケイル
実数値:193(212)-187(124)-122(52)-*-122(12)-108(114)
持ち物:食べ残し
技構成:テラバースト / 地震 / 竜の舞 / 身代わり

 

〈調整〉

S6 62位のおたけさんの記事参照

【SV S6】FLOWカミカイリュー【最終62位、最終レート2086】 - おたけのおへや

 

構築の大エース。妖テラスカイリューの型を考えていた時に、S6 62位のおたけさんの構築記事を見つけ、コンセプトに合っていた為採用した。

このポケモンが強すぎ、平気で2タテ3タテをしていた。身代わりの枠は羽休め、アンコール、神速でもなんでも強いと思うが、構築単位で呼びやすいロトムやドオーなどの鬼火や毒毒のタイミングで身代わりを貼り、起点にすることによってイージーを取る試合が何度かあった為、身代わりで正解であった。2000チャレの試合ではウーラオスの冷凍パンチを受け1発で凍ってしまったが、1ターンで溶けそのまま試合を決めてくれた偉大すぎる最強のエース。

 

ミミッキュ

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テラスタイプ:ゴースト

性 格:意地っ張り
特 性:化けの皮
実数値:131(4)-156(252)-112(92)-*-126(4)-136(156)
持ち物:命の珠
技構成:シャドークロー / 影打ち / じゃれつく / 剣の舞

 

〈調整〉
H...奇数調整

A...スイープ性能を高める為特化
B…皮ダメ+珠ダメ+陽気パオジアンの不意打ち耐え

D…端数
S…最速キノガッサ抜き

 

対面兼スイープ枠。環境に多いサーフゴーを意識してシャドークローを採用。複数枚を抜いて欲しい場面もある為剣の舞も採用した。

BIG6のポケモンに強い為、初手から投げてBIG6構築を1匹でほぼ壊滅まで追い込んだこともある。先発もラスト1vs1もできる頼り甲斐No.1のポケモン

 

ハバタクカミ

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テラスタイプ:水
性 格:臆病
特 性:古代活性
実数値:143(100)-*-95(156)-155-155-205(252)
持ち物:ブーストエナジー
技構成:ムーンフォース / テラバースト / 瞑想 / 身代わり

 

〈調整〉
HB…意地っ張り鉢巻カイリュー地震耐え

S…ミラー意識の最速

 

特殊エース枠。積んで強いハバタクカミの型を考えていたところ、BDSP時代から視聴しており、SV環境で面白いポケモンを活かして結果を残されている実況者のおしんさんがハバタクカミの型を紹介していたので参考にさせていただいた。

水テラバーストが読まれにくく、フェアリーと水の技範囲の通りが比較的良かった為、かなり刺さっていた。終盤では出した試合の勝率が100%であり、出せば必ず勝ててパーティの勝利の女神だった。

 

おしんさんの動画(掲載許可を頂きました。)↓

【ポケモンSV】天敵起点に全抜き連発!新環境のハバタクカミはこのテラスタルが一番強いです! - YouTube

 

ウーラオス(連撃の型)

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テラスタイプ:炎
性 格:意地っ張り
特 性:不可視の拳
実数値:191(124)-185(148)-144(188)-*-81(4)-123(44)
持ち物:パンチグローブ
技構成:水流連打 /アクアジェット / ドレインパンチ / 剣の舞

 

〈調整〉
H…16n-1

A...できる限り高く。
B…意地っ張りパオジアンの抜群テラバーストを確定耐え

D…端数
S…準速キノガッサ抜き

 

レジエレキが呼ぶ地面タイプに強く、壁下のエースにもなれるパンチグローブ持ち剣の舞型。HBに厚く振り、壁が有ればアンコールのないカイリューは無理矢理剣の舞を積んで倒していく火力に惚れ惚れする。テラスタルヒードランこ炎の体や鬼火、レイスポスやハバタクカミを意識して炎テラス。壁下で剣の舞を積めば、火力、耐久、先制技、回復技を備えたバトルの王となる。

 

サーフゴー

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テラスタイプ:水
性 格:控えめ
特 性:黄金の体
実数値:191(228)-*-117(12)-198(212)-115(28)-108(28)
持ち物:隠密マント
技構成:ゴールドラッシュ / シャドーボール / 悪巧み / 自己再生

 

〈調整〉
H…16n-1

B...水テラス時に意地っ張り鉢巻一撃ウーラオスの暗黒強打を最高乱数以外耐え

C...11n

D...控えめハバタクカミのシャドーボールを最高乱数以外耐え

S...素早さに少し振ったカイリュー意識

 

構築の穴を埋めてくれる補完枠兼積みエース。

構築単位でウーラオスやハバタクカミが呼びやすいドヒドイデモロバレルに強く、構築唯一の高速再生技を持っている為、苦手な受けループに1回だけ当たったにも選出し、サーフゴーを軸にTODで勝ちを拾えたこともあった。本来はきついドヒドディンルーパオジアンorテツノツツミのような並びもパオジアンに悪技がないことが多く、カイリューと合わせて破壊してくれた。

補完枠と言いつつ終盤は選出機会が増えて行った安心感No.1ポケモン

 

選出

終盤19試合の選出率は以下のようになっていた。

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終盤はレジエレキのマークが厳しくなっていたように感じたが、1900くらいまではほとんど基本選出のエレキ展開をしていた。

 

1.基本選出

レジエレキ+カイリューミミッキュ

2. vs BIG6(ディンカイサーフパオカミラオス)

ミミッキュ+レジエレキ+ウーラオス

3.終盤増えていたキラフロル+イダイトウ軸

レジエレキ+ハバタクカミ+ミミッキュ

4.ドヒドディンルーや受けループ

ミミッキュカイリュー+サーフゴー

(受けループは前期と合わせて250戦中3回ほどしか当たらなかったが、ほとんど対策していない為重く、当たってしまった場合は崩せないのでHPを大事にしてTODを狙うしかない...)

 

結果

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最後に

私はBDSPから対戦を始め、ポケモンの大会に出始めました。これまでポケモンを続けられ、この成績を取れたのはその頃から対戦をしてくれていた人たちがいてくれたからこそだと思っています。関わってくれた全ての人に感謝します!

1ROMしか作っておらず、最終日は保存してしまいましたが、初めてのレート2000達成には満足しています!

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